問いを生きる

オリーブラグーンのブログはコンテンツがぶれないように、意識的に犬関連の話題以外を書かないようにしています。だから今回は貴重だよ・というか、必要ない人は読み飛ばしてネ。

↑犬とも今回の内容とも関係ないケーキの写真。最近お気に入りの近所のオムレット。

 

物事というのは自分の思うようにすんなり進むことは珍しく、特にこのような時勢ですから、多くの人は耐えることが多くなり、先の見えにくい未来に不安を感じているのだと思います。私はご存知のように複数の大型犬と一緒に暮らすという生活に恵まれているため、このような立場で言っても響かないかもしれませんが、それでもひとりの事業主として水面下で足をばたつかせている日も少なくありません。

先に書いておきますが精神論や占いに依存はしていません。が、
占い師 と言って良いのか、石井ゆかりさんという方の文章は心地よく、まるでひとつの詩を読んでいるようにすぅっと心に入ってくるので自分が何かアクションを起こすときのひとつの指標にさせてもらっています。

サルスベリ

彼女の書く文中、ライナー・マリア・リルケ氏という詩人を引用しているくだりがありました。

「今すぐ答えを捜さないで下さい。あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、今与えられることはないのです。すべてを生きるということこそ、しかし大切なのです。今あなたは問いを生きてください。そうすればおそらくあなたは次第に、それと気づくことなく、ある遙かな日に、答えの中へと生きて行かれることになりましょう。」
(ライナー・マリア・リルケ著 高安国世訳『若き詩人への手紙・若き女性への手紙』新潮文庫)

ちょっと分かりにくいけど。
石井さんは以下のように解釈していました。

日常生活の中で遭遇する矛盾や簡単に片付かない問題。こうした悩みの「解決策」はなかなか、見つからず、他人と自分を比べて自分を責めてしまったり、あるいは関係者の中に犯人捜しを続けてしまったり、極端な答えを出して更に後悔したりする人もいます。
人生には「時間が解決すること」も、たくさんあります。
「問いを生きていけば、いつのまにか、答えを生きている自分を発見する」。
これを「なんて暢気なのだ」としか思えない状況にいる人も、もちろん、少なくないでしょう。
でも、もしあなたの世界に、誰に相談しても、どんなに答えを探し回っても、どうしてもわからない問題があるなら、まずはその「わからない問題」をそのまま、まるごと生きてみる、という気持ちを持つのも、一案なのかもしれません。
石井ゆかりの星読み/文中要約

読者の多い方ですから既知の情報かもしれませんが、この文に勇気づけられる人は私だけではないだろう などと思い取り上げさせてもらいました。

先行きや正体の見えないものを恐がることをやめる努力。他者に優しくあることを諦めない。
問いとともに淡々と生きる。
いつのまにか、乗り越えているものだから と。

ワイマラナーweimaraner

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