God’s blessing

『こういう時期が来た』わたしにとって、ここ数年はそんな年です。仲の良かった犬友だちの犬が、続々とその天寿を全うしていくのです。オリーブラグーンにもよく登場したグレートデーンのダン。彼もとうとう去る2021年3月24日、14歳半でその一生に幕を閉じました。

しばらく思考停止していました。何を書けば適切なのか。どう書けば誰も傷つけずに済むのか。人気者の飼い主とダンのことだ。もう充分皆に偲ばれた。いっそのこと、このまま何も触れずにいこうか。

けれどひと月という時間が経ち頭が整理できたから、本当に少しだけ、書こうと思います。今日は飼い主のお誕生日だし。

犬飼いなら1組くらいはいるであろう 「犬友だち」。
犬を通じて友だちになる理由は様々で、一般的に

  • 共通の犬種だから
  • 家がご近所だから
  • 犬に対する躾の考え方が同じだから
  • ドッグショーやアジリティ、訓練などの、同じ目標に向かって精進しているから
  • などが考えられる。

ダンの飼い主とわたし。上記どれにも該当しない。なんなら躾の面ではいつも私がやり込められる。「ワイマじゃないからそんなことが言えるんだ」などと、大人げない反論で返すこともある。でも確かに親族かなと感じるほど近しい犬友だちなのだ。

 

そこにはやはり、共通するものがあった。
私たちはどちらも多感な子ども時代に寂しい思いをして、心臓の動力の半分以上を、家族に迎え入れた愛犬に差し出していた。そうすることで、救われた。愛犬には「姉妹/兄弟」「相棒」という位置づけがしっくりきていた。

あの時、あのタイミングで自分のところに来てくれた。
自分がまともな人間でいることを保てた存在 — 彼らは神様からの恵みだと思う。

神様からの恵みに救われた。たぶんそれが同じ。

だからダンがデーンでなくてもチワワでもキャトルドッグでも、きっと友だちになって可愛がれた思う。滑らかなフォーンの毛並み、ワイマより少し大きい体躯、ゴツゴツの頭。いつも綺麗に整えられた爪と美しいグリップ。大人しいフリして私が覆い被さったら唸るプライドの高さ。それらはずっと、忘れないでいるけれど。

 
あ、最後の一文でちょっと泣けた。今やっと少し、実感した。

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