一時預かりボランティア ということ

こういうことを始めて、4年くらい経つと思います。
自分のキャパを越えないように、私が預かれる保護犬は基本的に1頭と決めています。

保護時は目もうつろで至る所で排泄をし、食べ物のニオイがすると人間を押しのけて必死に食いつく— それが、過酷な状況下でなんとか生きて来た犬たちの姿です。体調も悪いことが多く、私の能力ではホント、1頭でも最初は日常生活に支障が出るんです。


我が家の犬と同じ質の食事を与え、運動をさせ、室内で暮らさせて清潔を保つ。そんな生活を共にしていくうちに、吸収力の差はあれど、最初は野獣だった犬が次第に人間に信頼を向け、マナーを身につけていきます。
これが「家庭犬」の目覚め。一時預かりボランティアをしていて、一番嬉しい気づきをもらえる時です。

1度家庭犬に目覚めると、その犬の学習スピードは加速するように思います。こうなるととても楽で少し可愛く思えてきて、わりとクールな私ですら(誰ももらってくれなければ、いつまでもうちに居てもいいよ)と思ってしまいます。
実際、お声がかかるともちろん嬉しい。でもその反面 ちょっと残念な気持ちになる自分がいるのです。

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かと言って、それがキャンセルになるとがっかりする。なんだ私。あまのじゃくか。と自問自答しながらやっています。預かり犬を1頭にしているのはもうひとつ理由があって、万一 ずーっとお声がかからなくても、焦らずに私と少なからず縁のあったその子の生涯を保証するため。アニマルホーダーにならないためです。

実際、そうなってしまったら一時預かりボランティアもできなくなるのですけど。今のところ、地味にコツコツ続けることができています。・・・さて、パーシモンはどなたと縁があるのでしょうね。

いろいろ葛藤や矛盾はついてまわりますが、犬を道具扱いしない、自分のキャパの範囲内で1頭でも多くの犬が「自分の犬はパートナーであり、家族だ」と言ってくれる人間のもとで暮らせるようにお手伝いする。その思いだけはブレないでやっていけばいいかなー なんて思っています。

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