Rescue

犬と暮らすには・・・ワイマラナーと暮らすには、今後15年近くの生活を犬とともに生きる覚悟をすること。やむを得ない場合は保健所に持ち込んだり遺棄する前に、購入元のブリーダーに相談するか自分で次の信頼できる飼い主さんを探して欲しいな・・と思います。この記事は、私がレスキューのことを本気で考えるきっかけになった出来事を綴っています。

ワイマラナーの年間登録数は年々増加傾向にあります。
このことにより犬種愛好家が危惧するのは
・乱繁殖による遺伝性疾患のキャリー増大
・飼い主の総合的レベルの低下

この2点が大きく、特に後者はワイマラナーでもすでに始まっていると感じています。

先進国では『ワイマラナークラブ』などの単独クラブがあると同時に必ず『レスキュー協会』なるものがあると聞きました。私には何か大きな慈善活動をする能力はありませんが、少しでも力になれたらと思い、このページを作りました。

3ヶ月半かかりましたが、新しい飼い主さんが決まりました!ご協力いただいた方々に改めてお礼申し上げます。私自身はたいしたことはしていません。実際にレスキューし、世話をした友人に心からの敬意を。そしてこういった地道な活動のもと、救われる犬もいるという事例としてこのページは残しておきたいと思います。

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【現在の名前】Rippe(リッペ)

【経   緯】
彼女は生まれてから1歳半の現在に至るまで、ちゃんとした飼い主に恵まれなかったようです。まだ若犬であるにも関わらず、すでにオーナーが3回変わりました。
ある日、最後の3回目のオーナーがとある掲示板に書き込みました。
「私は日中仕事で家をあけており、犬の世話はほとんどできないので、どなたか可愛がってくれる人に譲りたい。ちなみにこの犬は15万円で買いました」と。
当然掲示板は荒れました。
見かねた私の友人はその方と話し合い、里親募集・それまでの預かりのいっさいの責任を譲渡してもらいました。

【保護時状態】
保護したのは2010年4月中旬。体は骨の形が見えるほどガリガリに痩せ、爪も伸び放題。運動をあまりしていないのか、後脚が「ハの字」でした。

リッペ

【血統書】飼い主が次々と変わった結果、血統書はどこかの段階で紛失しています。
【推定年齢と性別】約1歳半 ・ メス
【現住所】千葉県佐倉市

【保護後の処置】

血液検査、フィラリア検査をし、ともに陰性です。
前飼い主に確認し、未処置であった狂犬病予防接種・混合ワクチンの接種を行いました。
新しい環境に落ち着くのを待ち、先日避妊手術を済ませています。
現在の保護先は一般家庭です。里親をご希望いただける方には、これらの処置に関する費用の一部負担をご相談させていただけたらと思います。

【里親をご検討いただける方へ】
前述のように、リッペは充分悲しい思いをしたと思います。
当たり前のことですが、次の飼い主さんは必ず終生のパートナーに・と私達は思っています。
できましたら一度でもリッペに実際に会いに行ける方、現在の預かり主と直接お話をさせていただき、双方合意した上で決めさせていただけたらと思います。

【現在の暮らし】

保護先の家の先住犬、ビーグルとワイマラナーにうまく溶け込み、安心して日々の生活を楽しんでいるようです。が、もともと終生のパートナーを探すために預かっているだけのこと。まるで自分の安住の地を見つけたかのごとく生活をしている彼女を見ると、嬉しい反面「できるだけ早くちゃんとした家を見つけなくては!」という焦りが募ります。

<—————-ここまで(2010.6.20)の記事—————->

すべてのワイマラナーに幸せな一生があることを願って。(2010.8.2)

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