保護団体・Ley-Line さんから、新たな子を預かることになりました。
「預かるなら小さい犬がいいな・・」なんて伝えていたんですけど、私にお声がかかったのはグレートデーン。
すでに別の所からも噂を聞いていた案件だったので、
「たくさんいるらしいね、できれば仔犬が・・」とお返事したら、Ley-Line の代表は「ごめーん、『できるだけ早く出した方がいい子から保護する』って伝えた!」と。その崇高な志(こころざし)にはもう何も言えません。
空輸でやってきました。大きな体ですが、体重は現在36.5キロ。まともに肉が乗れば、50キロは行きそうです。
どういった環境だったのかは定かではありませんが、常に人のそばに居たいようです。とっても甘えん坊さん。
よだれもなく、どこかまだ幼さの残る子。
毛色はハーゲンダッツのアイスみたい。グレートデーンのコートバラエティに詳しくないんですけど、焦げ茶色のハレクインだなんて、きっといけないブリーディングです。
余談になりますが、プールの狭い純血種のブリーディングには、厳しい選択繁殖計画と決まりがあって後世に正しく受け継がれていくのです。「珍しい色を飼って自慢しよう」とか「兄妹同士の交配でも病気の犬にならなかった」とか「私は繁殖には興味ないから、自分が可愛いと思えたらいいの」とか『自分さえよければいい』という考えの方は、ぜひこの件に関してはもっと大局から考えるようにして欲しいのです。需要があることによって起こっている負の連鎖が、まさに今現在も存在し続けているのです。
我が家に来た翌朝から、ほぼノンストップ・水下痢です。この異常な細さは満足に食べ物をもらっていなかったことももちろん原因の1つと予想できますが、今、確実に言える事実として内臓が正常に機能していない。腸炎か、虫か、、かかりつけの獣医師と相談しながら投薬を始めています。早くまともに機能してくれないと、これ以上痩せさせるわけにはいかないし、超大型犬のノンストップ下痢は清掃をする人間にも多大なる精神的負担が・笑。
右目が黒色で、左目がブルーです。瞬膜が半分まで上がっているので視界は狭そう。でも、いけない繁殖で懸念される視力と聴力には今のところ問題はなさそう。
もう少し落ち着いたら Ley-Line で里親募集を開始します。興味のある方がいらしたら、Ley-Line までお問い合わせください。
犬種:グレートデーン 牝
年齢:1〜2歳(推定)
仮名:榧(カヤ)