ワイマラナーレスキュークラブ(以下 WRC)の第一報として報じてから一週間が経ちました。
すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、新たに3頭同時に保護しました。
おかげさまで搬送、寄付、一時預かり、里親希望など、WRCのサポートメンバーは全国に拡がっています。
今回は頭数もあることから、一時預かりも西から東へ1頭ずつお願いしました。
写真右は名古屋で預かり、ケアされています。ここに写っていないもう1頭は早々に東京へ。
そして、左の子は関西で預かるため、昨日お迎えに行ってきましたよ。
いきなり知らない人がやってきて、嫌いなバリケンに入れられたところ。
実はこの3頭、親子です。
一般の方が飼いきれなくなったとかで、繁殖場に持ち込んじゃったみたいなんですね。そんなところに持ち込んだら、当然それからその子は子犬製造マシーンにされるだけなんです。
ワイマラナーは世話の費用もかかるし硬い床や冷えた部屋だとみるみるボロボロになるので、繁殖屋も嫌になったのか。ペットショップでもあまり需要がなく、思ったほど売れなかったのか。間に入ってくれている人の我慢強い説得が功を奏したのか・・・ママワイマと売れ残りの子2頭をWRCに引き渡してもらいました。
繁殖場からひきとる条件として、今後ワイマラナーの繁殖はやめる、ということを申し伝えてはいますが、空いたスペースに次の犠牲犬が入れられないという保証はありません。価値観が違うので難しいんです。何度もこのブログで書いてますが、犬を同じ命ある尊い動物と思える人たちはどうか、生体展示販売の裏側で、どれだけの親犬が子犬製造マシーンになっているかを考えてください・・。需要側が賢くなることが、遠回りのようで一番の近道のような気がするのです。
重い話はここまで。
話をママワイマに戻します。
お迎えに行った日は往復9時間強の小旅行になり、家に戻るととっぷり日も暮れていたため、その日は車内のバリケンでそのまま寝てもらいました。
—翌朝。
貴重なEQuestのハーネスが・・・(´;ω;`)
外してあげたらよかった・・。大人しい顔してなかなかのことをしてくれやがりました。
明るい日差しのもと、本犬を改めて観察。・・・・ラブなの?ウエストどこ?
・・・アリクイ?
今日の夜から預かりさんのおうちに移動するので、気持ちが落ち着いてから預かりさんのお宅で切ってもらおうと思っていたんですけど、見ていたらやっぱりガマンできなくなってちょっと切ってみました。
ゼェゼェ・・。大人2人がかりで切ったんですけど、おそらく生涯で初めてのことだったのでしょう。この長さが血が出ないギリラインです。実は、最初の1本 血を出したら(たいして出血していないのに)すんごい悲鳴をあげて抵抗しまして。その後は足を掴むだけで悲壮な叫び声を・・・。今日のところはこのへんで勘弁してやりました。
ここまでされて不安でいっぱいなはずなのに、人には歯を剥きません。基本的にはとても穏やかで良い子のようです。
我が家は中継地点なので家にあげるつもりも、私のパックに打ち解けさせる必要も感じていなかったのですが「これならば」と、我が家の犬たちに会わせてみることに。
1頭ずつ、まずは外で挨拶させます。スノーウィも、ディアナもまったく問題なし!大人のメス同士なので、30分〜1時間を考えていましたが30分も要さずにこんな写真が撮れました。
私の犬たちは決して他犬ウェルカムな犬ではありません。これは、ママワイマの才能かもしれません。
今日 日中は庭で自由に過ごしてもらって、夜に移動します。(窓ガラスが鼻水だらけ・・・)
各預かり宅で人との暮らし方を学びながら、ワクチン、チップの挿入が完了したら里親希望の方に順に連絡していく予定です。よろしくお願いしま〜す。