マカロニに続きピオーネも

ワイマラナーレスキュークラブで保護していたピオーネ。
18日に里親さんのお宅に移動しました。一応トライアル期間ですが、問い合わせの多かった数あるご家庭の中から選んだご夫婦。先住ワイマさんとの相性もいいし、まず出戻ってくることはないでしょう。

日々繰り返されるディアナとのプロレスごっこもなくなり、部屋の中は平穏そのもの。こんなに静かだったかしら・・。

ワイマラナー

この3ショットも見納めでした。
一時預かりで何頭も預からせてもらいましたが、犬種的な問題か、まだまだパピーだったからか、送り出した犬で初めて少し寂しい感じを受けています。

weimaraner

でも、ピオーネは必ず幸せになれるのだから、いつも通りこれで良かったのです。

ワイマラナーこうして時々一時預かりボランティアをしていると、「大型犬の里親募集の犬はいないか」「ワイマラナーの里親募集はないか」といった問い合わせがあります。ワイマラナーの場合はワイマラナーレスキュークラブの方で『そんなワイマが出たら連絡して欲しい方へ』という登録フォームがあるのでそこで登録して出逢いを待ってください。

ただ、私個人的な思いですが、本当にワイマラナーと暮らしたい方は積極的に保護犬を探さないで欲しいのです。うまく書けていないかもしれませんが、リクエスト登録していただいて「次は保護犬から、もしいい出逢いがあれば」という方と、「犬余ってない?」「買うと高いから」と言う方とは明らかにこちらが受ける印象は違います。

例えば、ワイマラナーサイズの犬が胃捻転になってそれが時間外診療だった場合。夜間救急に走ったら、25〜40万ほどの手術費が必要になります。脾臓摘出手術は時間内診療でも20〜30万。どちらもすぐに手術しなければ数時間で死に至ります。
犬1頭買うお金を渋る方に、必要な時必要な医療を受けさせられるでしょうか。事実 飼育放棄される犬の中には「病気になって医療費が払えないから」とか、適切なワクチン予防や医療も施されないまま捨てられる子も多いんです。だから、保護犬は病気のオンパレードの場合も多いです。ほとんどの子は人間と暮らすためのマナーはまったく入っていません。
お金のことが問題なのであれば、先天性遺伝疾患も考慮され、代々大切に育てられてブリードされた健康な犬をちゃんとお金を出してもらい受ける方が結果的に安くつくこともあるのではないでしょうか。
飼う側にそういう考えの人が増えることで、真面目なブリーダーが真面目なブリーダーとして続けられ、結果 同純血種同士だったら交配させるような、パピーミルの商売が成り立たなくなっていくのだと思います。


『行き場のない犬を保護する』ということはきれい事ではありません。無責任で無知な人達がしでかしたことを、罪もない犬に負わせることを見ていられないから。尻ぬぐいを買って出ていると思っています。
私たちもワイマラナーレスキュークラブを立ち上げてはいますが、保護しないといけないような子が出ないことを常に願っています。

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