ふたたび・・・

ワイマラナー

この前の続き。

譲渡会にはたくさんの方が来てくれて、その日にずっとのおうちが見つかった犬が2匹。心地よい疲れとともに帰路につきました。

「オカエリオカエリーー!!」大歓迎で迎えてくれる我が家の犬たち。
20時を過ぎていたので、すでに相方が夕飯を与えてくれてた。

おもむろに私の前で白い泡を吐くマドレーヌ。
「あ 吐いた」
犬が少量吐くこと。特に興奮している時は珍しいことではないのだけれど、なんだかケホケホ言ってる。

私)「何時頃にごはんあげた?」

相方)「19:30頃かな、パセリを湯がいたのを(フードに)かけたんだけど、パセリがひっかかったのかマドがなんだかケハケハしてるわ」

 

・・・
元気いっぱいのいつものマドちゃんだけれど、トイレに出たいと言っては少量のう⚪︎こを絞り出そうとする。
上から見ると、通常時より少し膨れているーーー


「いかん!」
慌ててかかりつけに電話をする。ーーが、日曜日の20時過ぎ。当然診療時間外で繋がらない。
「や、やかん救急に・・・!!」と柄にもなく慌てふためいていると、先ほどのかかりつけの先生が折り返しかけてきてくれた。

「捻転はまだしてないかも。でも拡張は確実な状態」ドキドキしながらも第3者に正確に伝わるように努めて説明する。
かかりつけは普通の町医者で、日頃は数人のアルバイトスタッフと獣医はご本人の1人でされている。
「私は動けるけど、手術となるとどのみち1人じゃ無理。救急に走った方がいい」という先生。そりゃまぁ当然なのだけれど。
「とりあえずガス抜きだけして、まだたぶん軽度。その間に心を落ち着かせて次を考える」と無理なことをお願いするわたし。
渋る先生も折れて「じゃあ連れてきてくださーい」と言ってくれた。

⚫︎これ、参考のために見ておいてください。
(「本当に本職デザイナーかよ」とか思わないように)
胃捻転の図

ー約10分後ー
【かかりつけの動物病院に到着】
元気なマドレーヌちゃん。
「うーん、まずはレントゲン撮りましょうか。ハイ、これ着て」
診療時間外のためスタッフがいないので、そういう時は私が手伝う。
X線のための防護服。ずっしりとした重みに包まれている感が今の私には心地よかった。

レントゲンでは胃が2つになっているのが確認できた。「あ 恐らく捻れてますねー」

肋骨のあたりに目安をつけて「これで抜けるかなぁ;;」と太めの注射針をぶっ刺す先生。・・・抜けない模様・・
「どうします・・?今からでも救急走った方がシンプルにいいと思うんだけど」と言いながら、実は電話をもらってから思い当たる友人獣医やスタッフ全員にLINEを送っていると。
でもね、きっとみんな嫌な予感しかしないのか誰も既読にならない(笑
・・・あ!今ひとり返してきてくれた!どうする?来てもらう?」

ひとり掴まったのならこちらのもの!
『私も手伝うから』(当然だ)ということで、その人が到着するまでに手術の準備を進めることに。
「わー!これどの線繋ぐんだろう?いつもスタッフがやってるからわからーん!」と機器の説明書を探すうちの愛すべき先生。私の傍に座ってドキドキしながらそれを見ているマドちゃん。緊張感のない現場。

約40分経った頃。もう一人の先生が到着。
「侵入者だ!!」と元気いっぱいに吠えかかるマドレーヌ。
「今からでも救急に行ってもらってもいいよ」とまだ言われながら、マドちゃんを手術台に運ぶ。
ーもう大丈夫。2人の獣医がマドレーヌを診てくれる。私はやっと心がフラットになり、手術スタッフの1人に加わった。



捻転も運が良ければ自力で正常に戻ることがある。その場合は捻れを修復する手間が省け、胃固定するだけで済む。(1度捻れるとその時は戻ったとしてもまた捻れる可能性が高いので、胃固定は必須)
マドレーヌの場合は複雑な捻れではなく戻ろうともしていたため、比較的やりやすかったみたい。

術中の余計な会話はご法度だけれど、最後の閉腹縫合になると皆リラックス。
「胃捻転ってなぜか時間外が多いよね」
「この前の子は固定していた方と違うアングルで捻転した。でも完全に固定しちゃうと他の臓器の時に手術がしにくいし」
などなど。
約2時間で手術は無事に終了。
麻酔のダイアルをキリキリと回して切っていくと、途端に飛び起きようとするマドレーヌ・・
「これホントに胃捻転の術後・・?避妊手術だったかな?」と言われるほど世界一元気。

「もう連れて帰る?」と言うかかりつけの先生を「さすがにそれは」と嗜めるもう一人の正常な感覚の先生。

なんだかんだでその時点で25時を過ぎていた。
今回は時間外にも関わらず2人の獣医が掴まり、その2人が夜のお酒をまだ飲んでいなかったこと。かかりつけ獣医と飼い主の私が20年以上の付き合いで、信頼関係ができており無茶を聞いてくれたこと。発症からの対応が早かったこと。そんな幸運が重なってマドレーヌは生死を分かつ手術とは思えないほどのスピードで生還することができた。

本来であれば冒頭に先生が言ったとおり、夜間救急に走ってください

あと3ヶ月で8歳。『8歳になったら順に胃固定予防していこう』そんな矢先の出来事だった。


⚫︎もう1つお下手な絵を載せておきます
友人から教えてもらった人間のTシャツで作る簡易服。(舐めないようにするやつ)。
犬の簡易服
きちんとしたロンパースを買おうと思ったのだけれどこれで正解だった。服の上からでも舐めたおすので、まぁまぁ半日で汚れる。

ハシビロコウ
「いらないTシャツで作ればいい」と言われたが、毎シーズンの終わりに断捨離をするため一張羅のハシビロコウさんしかなかったことが悔やまれる。


ササヤマベースではミツマタやシデコブシ、りんごの花など順に咲いてきている。
サクラは・・来週末くらいだろうか、
マドちゃん、胃捻転発症から9日めですでにササヤマベースで走っております。

ミツマタ

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