Oliveが亡くなってからというもの、気分的に少し腑抜けになった私。ネットを開けばオリーブを生み出したNaniやColsidexのラインの犬を見ていました。
そんな折 目を惹く子犬を作出している人を見つけ、すぐにコンタクトを取ったのです。と言っても「あなたの生み出す犬はいいね。私もワイマと暮らしているの」というただお友達になりたいという気軽な気持ちでした。
まもなく返事がきて「olivelagoon(のサイト)を見たよ、ワイマラナーをすごく大切にしているのが分かる。望むなら、子犬を出してもいい」というものでした。
考えればそうですね、ブリーダーにとって「子犬をほめられる」ということは、「その人が子犬を欲しがっている」ととられて当然です。ただその話 オリーブが亡くなって2〜3ヶ月後のことでした。スノーウィも健在ですし、とても新しいワイマラナー・・という気持ちにはなれず「もしかしたら1年後には考えられるかもしれないけど」と丁重にお断りしたんです。
約1年後・・・律儀にもそのブリーダーは「パピープランがあるけどどうですか」と連絡をくれました。断ったと思っていた私は内心(え〜)と思ったのですが、父母の血統を見せてもらい「これは・・・もう1度チャレンジしてみよかな」と決めたのでした。(単純)
パピーを予約してから3ヶ月後・・・7頭のベビーが誕生。
その1ヶ月後 運良く私は別件と絡ませて、単身ながら遙か遠いポーランドまで会いに行くことができました。

左)生まれたて
右3枚)レッドリボンが決めた子。お散歩しているのは生後2ヶ月のフレンチブルドッグパピー・ベイジー
予約一番乗りだったこともあり、1番最初に子犬を選ぶ権利をもらいました。実際会いに行くということはとても重要です。ブリーダー側にも安心してもらえる。そして、メスは2頭だったのですが、写真だけであれば犬を知っている10人が10人、もう一方の犬を選んだことでしょう。私もブリーダーも同じ犬がベストだという意見で写真だけであれば決して選ばなかった方に決めました。
生後3ヶ月)
オーストラリアやニュージーのような一部地域を除いて、海外で子犬を買うということはとても面倒です。狂犬病の問題で、最短で生後10ヶ月までは日本に入国ができません。10ヶ月の間もただじっと待っていればいいのではなく、規定のテストをクリアしていかなくてはなりません。ブリーダー側にとっても手間の問題で日本に犬を出すということはとても負担になります。
この長い期間、お互い少ししか会っていない異国の人間と信頼関係を結び、同じ目的に向かって、同じくらいのモチベーションでクリアしていかなくてはいけないのです。実際、ボーディング(預かり期間)が必要というとブリーダー側に断られるケースも少なくありません。
この犬に少しでも感情移入してもらえた方が、世話をしていても楽しいだろう・・という思いから、ブリーダーには名付けを依頼しました。

生後5ヶ月)
ハンティングが趣味の彼は、『ディアナ』はどうだろう、と言いました。狩猟の女神らしいです。「どうせならポーランドらしい名前にしてね」とオーダーしていたのですが、この前にも挙がってきた数個の名前は意外と普通でした。名付け親を依頼しておいてこれ以上 否と言うのもあんまりなので、このあたりで手を打つことに。
思えば Oliveも、一緒に暮らす母のご機嫌をとるために母に名づけてもらったんです。Snowyは私ですけどね、名前なんて、迷いだしたらキリがないので本当はなんでもいいんです。『名は体を表す』と言いますがその逆も然り。その本体が名前のイメージを作っていけばいいのだと。

生後6ヶ月)
生後1ヶ月で会いに行ったその子犬は他の同胎より少し小さく細く、ブリーダーは「少ししたら内臓のチェックをする」と言っていました。そして幸い臓器に不具合はなく、生後半年経って送られてきた写真には骨太そうなムチムチちゃんが写っていました。
2015年5月27日)
2日間の長い旅路を経て、日本の我が家へ!まだビクビクしていますが成長過程の記録として、到着当日のスタックを。

・・・さて、新しいolivelagoonのはじまりです。ディアナは私たち家族と、どんな物語を紡いでいってくれるでしょうか。幸か不幸かこれを読んでしまったパソコンの画面の前のあなた様は、これから時々物語をチェックしにきてください。おそらく、タイクツはさせません。
DIANA Carski Trakt (FCI)
Japan Champion.2017.01
call name: Diana|FEMALE|GRAY|date of birth:2014.5.11
OFA/ Hips: Excellent Elbow: Nomal > Link to OFA
Pedigree of Diana Carski Trakt |

Diana Carski Trakt | AUSTCH, LUXJCH, PLJCH, PLCH

Ghostwind The Lions Pride | CANCH, AUSTCH Rosewin Ghostwind Turn Up The Heat | USGCH, USCH

Bzyfeet American Idol | USCH

Silversmith Ethan Allen JH, NSD |
USCH

Valmar Bzyfeet Good Luck Charm |
CANGCH, USCH

Graytsky Ansons Royal Flush Blush CD | CANCH, USCH

Ashmore’s Win’Weim Royal Flush JH, BROM |
USCH

Graytsky’s Stellaluna BROM |
AUSTSUPCH Ghostwind U Have My Numba ET | USCH, CANCH, AUSTGRCH

Graytsky’s Smokin’ In Havanna | CANCH, USCH

Ashmore’s Win’Weim Royal Flush JH, BROM |
USCH

Graytsky’s Stellaluna BROM |
AUSTGRCH

Ghostwind Picture Perfect | Ghostwind Wild Wispas |
AUSTCH

Ghostwind Vivien Leigh |
PLCH

Weimaranus Jewel In The Crown | DUTCHCH, LUXCH, PLCH, USCH

Nani’s Clay Pigeon JH, SD, WW-12, W-09 | USGCH, USCH

Bzyfeet American Idol | USCH

Silversmith Ethan Allen JH, NSD |
USCH

Valmar Bzyfeet Good Luck Charm |
USCH

Nani’s Sophisticated Lady MH, NA, NAJ, SDX, NRD, VX | USCH

Nani’s Indecent Exposure JH, NAJ, CGC, V, BROM, HOF |
USCH

Nani’s Jagmar Sweet Dividends VCD2, CDX, TD, MH, MX, MXJ, NRD, NSD, VX4, BROM |
PLCH, PLJCH

Everlasting Greyness Weimaranus Duma Kazana | SV-02, SVCH

Greydove Nordic Liaison | AUSTCH, USCH

Nani N Greydove Milenium Bug |

Greydove Chantilly Lace |
PLCH

Bianka Imperium Star | KBHV-98, MONCH

Nani’s James Robert |
PLCH Argenteus Brave Strong Lady |
This pedigree was generated by http://www.weimaranerpedigrees.com |
【Dianaの血統図】
オリーブやスノーウィよりもさらに1代祖遡った系図を掲載しています。私にとってナニー一族とVALMAR BZYFEET GOOD LUCK CHARM が入っていることは重要な意味を持ちます。ディアナのルーツであるポーランド、オーストラリア、アメリカのブリーダーたちおよび兄弟たちとは頻繁に交流し知識を深めるとともに、今後は日本国内のワイマラナーの犬質向上にも貢献できればと考えています。