今しかできない自分のしたいこと

昔よく聴いていた音楽、親しかった人の香水、場所、料理。懐かしい当時をふと思い出す材料は人それぞれにあるはず。子どもの頃の1日や1年はそれはそれは長かったのに、大人になってからの1週間、5年の早さといったらない。

私の場合 愛犬との親密でやさしい思い出は、約10年とちょっとのスパンで繰り返されている。
子どもの頃は遠くの学校へ通っていた。近所に友だちがいなくて、学校から帰ったらいつも愛犬かシルバニアファミリーと遊んでいた。ほぼノーリードの犬で、何を教えたわけでもないのに飛び抜けて社会性の高い犬だったと記憶している。

20代には1頭めのワイマラナーと暮らした。ドッグショーの世界にはまった。
30代には2頭めのワイマラナーと暮らした。
大型犬がむつかしい病気になったら、100万以上の治療費が要ることがわかった。いや、むつかしくなくても、生涯で必要な病院費はそれくらいか遙かにそれ以上かかる場合もあることを覚悟しようと思った。


犬との暮らしを目安に考えると、人生はなんと短いのか とふと思った。

私の大好きなアクティブな大型犬とは、いったいいくつまで一緒に暮らせるだろうか。
60代を超えたら、どちらが先に死ぬか分からないから里親になることもできないという。
寂しくなってくる年齢に、犬との暮らしも打ち止めになるのだろうか。

ワイマラナー

先のことは分からないけれど、せめて今、
犬に関してはできる限りがんばっておいた方が後悔がないかもしれない と自分の中で結論づけた。

 
と言っても、何もひとりでたくさんの犬を抱えるということではない。お金もかかる、目が行き届かなくなる、それは私の不徳の致すところかもしれないけれど、皆の幸せのためにも自分の分はわきまえないといけない。
 

お金はないけど少数頭数ならわりと手をかける時間の余裕はある、一緒にいられる。大型犬にも力で負けない年齢だ。そんな条件って、わりと好条件!(お金以外は)
人生の中でも貴重な時期かもしれない、今しかできないことって絶対ある。

 
一時預かりのボランティア活動は、そのひとつでもある。短期間ながら一緒に暮らして私も新鮮な思いを体験できるし、リーダーでいることの必要性を改めて学べる。その犬も一時的に居場所があることで命をつなげる。私の愛犬もマナーもろくに入っていないさまざまな犬との暮らしにストレスはあるだろうけれど、世界が狭くなるのを防げる。(と飼い主は思っている)

ゴールデンレトリバー

また、実は一年前以上前からやりとりをしていた海外のブリーダーの所へ先日伺い、10日間ほど世話になってきた。これもひとつ、やりたかったこと。この話はまたそのうち。。

「何無茶なことやってんだ」「仕事しろ」など、人それぞれの感想はあると思うけど、人って多少無茶をしなければ、やりたいことを実現していけない・と、私は思う。(蛇足:仕事はしてます)

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